【視察レポート】スウェーデンの高齢者施設は自立がモットー

スウェーデンの高齢者施設では利用者の自立が柱となる介護を提供

『2019年5月20日投稿』

皆さん、こんにちは!

日に日に暖かい陽気になってきたストックホルムに日本から正看護師や介護職の方々が視察にいらっしゃいました。

今回は、アットホームな認知症の方のグループホームやホームヘルプサービスを見学しました。正看護師主導によるケア体制や様々な介護用具を使用し自立支援を促す介護方法など、スウェーデン流の介護について学んで頂ける機会となりました。

1. 視察の始まりは福祉のスウェーデンモデルについてのレクチャーから!!

認知症ケアと高齢者福祉のスウェーデンモデルについて、日本との比較を交えながらレクチャーが行われました。レクチャーを終えた参加者は、看取り看護が主流のスウェーデンの介護事情について「日本よりも20年〜30年先を進んでる印象を受けた。」とおっしゃっていました。

2. 湖のそばの自然豊かなグループホームを訪問!

現場ではもちろん、認知症看護について介護者や患者家族に講演会を行うなど介護指導者としても活躍する施設長ヴィエラさんにお話を伺いました。こちらの施設では、

「入居者がやりたいことを大切にする」
「薬よりも各々にあった精神的なケアを行う」

など、患者さん目線でのケアを常に意識しサービスを提供しているそうです。参加者の皆さんはとても熱心にヴィエラさんのお話に聞き入っていました。

3.ストックホルム中心部にある施設で入居者の食事に対するケアなど視察

利用者の満足度が高く、スウェーデンの公的調査でランキング上位に入る施設を見学しました。この施設では、料理の質を保つため独自のレシピを定める、朝食は介護職員が担当入居者のために手作りするなど、食事を通してのケアも大事にしています。

開放感あるバルコニーなど都市部に位置しながらも、入居者がのんびりと過ごせるような工夫がされている施設です。

4. デイアクティビティセンターにて入居者との交流

ストックホルム郊外にあるデイアクティビティセンターで、利用者がどのような1日を過ごされるかを見学しました。利用者が行うアクティビティの内容は、陶芸、木工、体操など多岐に渡って提供されています。陶芸担当の准看護師さんからもお話を聞くことができました。

参加者の方々は、木工の道具の種類の多さや、陶芸用に独自の釜があることなど、利用者が自由に創作活動ができることに関心を寄せられていました。またこの日は、お茶の時間にお邪魔させて頂きお話を聞いたり、座ったままでできる体操を一緒に行うなど、利用者と交流する機会を持つことができました。

5.スウェーデンのホームヘルプサービスの現場訪問!!

サービス利用者が、自分でできることは自分で行い、それをサポートするホームヘルプサービスを視察しました。こちらのサービスでは、起床時にベッドから起き上がること、トイレなど全ての日常生活の基本動作を利用者本人で行えるように様々な介護器具を使ってサポートしています。起床時など、どのようにベッドから起き上がり、トイレまで行くのかを見せてもらいました。

スウェーデンで使用されている介護者の負担を軽減できる器具の数々も体験しました。

6.視察の終わりは・・・

参加者の皆様、視察中は熱心にメモを取られたり、質問されるなど意欲的に参加されていました。バス移動の際には、スウェーデンの教育、移民問題、税金など福祉以外のトピックについてもお話する機会がありました。

2日に渡った視察の終了時にはビールで乾杯をし、労をねぎらいました!今回の参加者の皆様からは、学びやすく分かりやすい視察プログラムだったとの嬉しいコメントを頂きました。視察に参加された皆様、本当にお疲れ様でした!またいつかお会いできるのを楽しみにしています。どうもありがとうございました!